三匹のおっさん

本を読んだ感想

有川浩の小説。シリーズの第一作です。シリーズでテレビドラマ化されており、とても人気の作品です。
剣道の達人のキヨ、武闘派の柔道家のシゲ、機械が得意な頭脳派のノリ。還暦を迎えても、まだまだ若者には負けないぜという気概を持つ”三匹のおっさん”が主役の物語。3人が私設自警団を結成し、町内の悪党を懲らしめる痛快劇です。
作品は全6話の短編から構成されています。おっさん3人がそれぞれの得意分野を存分に発揮し、悪を懲らしめる展開が面白い。3人のキャラクターがとても魅力的に描かれており、それぞれに見せ場があるので、どの話も展開がワンパターンではなく、飽きずに楽しく読み進めることが出来ます。
また、サブストーリー的に、彼らの孫や娘の恋愛模様も描かれており、とても良いアクセントとして機能しています。テンポよく場面が展開していくため、次はどんな展開なのかワクワクします。彼らの熱い友人関係や暖かい家族愛も描かれており、とても満足度が高い作品です。
各話完結型なので、とても読みやすいです。各話の事件は、重めのものもありますが、著者の軽い文体で、コミカル調に上手にまとめられており、とても気分爽快な作品です。ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者:有川 浩
定価:695円+税
ページ数:448ページ
発売年:2012年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年2月26日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 目立った傷や汚れなし
配送料の負担 送料込み(出品者負担)
配送の方法 クリックポスト
配送元の地域 東京都
配送までの日数 2~3日で発送
価格 ¥400