ゲームの名は誘拐

本を読んだ感想

東野圭吾の長編ミステリー小説。映画化もされた大ヒット作品です。
広告会社の敏腕プランナー・佐久間は、リーダーとして進めてきたプロジェクトを、クライアントである自動車会社の辣腕副社長・葛城によって没にされる。腹いせに葛城の自宅に出向くと、偶然、葛城邸から家出してきた娘と出会う。佐久間はその娘と共謀し,偽装誘拐を葛城に仕掛け、身代金3億円を奪い取ろうと画策する。ーというお話。
物語は、終始犯人側である佐久間の視点で進むのが特徴的で、とても新鮮です。頭の切れる佐久間と葛城の攻防がとにかく、面白い。佐久間の思惑通りに計画が進んでいく展開は爽快。しかし、徐々に葛城の影が迫ってくる展開はとてもハラハラします。
終盤にかけて、一気に加速していくストーリーからは目が離せません。物語を読みながら感じていたちょっとした違和感を回収しつつ、ラストに待ち構えるまさかのどんでん返しは圧巻。とてもよく練られたストーリーに脱帽です。
テンポよく話が展開していくため、とても楽しく読み進めることが出来ます。巧妙に仕掛けられたミステリーは、全く先が読めず、何度も驚かされます。読みやすい文章で、一気に読める作品です。ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者:東野 圭吾
定価:590円+税
ページ数:339ページ
発売年:2005年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年3月6日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 やや傷や汚れあり
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配送の方法 クリックポスト
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価格 ¥300