君の膵臓をたべたい

本を読んだ感想

住野よるの青春小説。2016年「本屋大賞」第2位を初め、多数のランキングで上位に選出され、映画や漫画、コミックにもなった大ベストセラー作品です。
高校生である主人公の「僕」はある日、病院で「共病文庫」というタイトルの本を拾う。それはクラスメイトである山内桜良がつづっていた秘密の日記帳で、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが書かれていた。ーというお話。
人間関係を嫌い誰とも一線を画す僕と明るくて快活な桜良との恋愛模様を描いた作品です。性格が対照的な二人が織りなす掛け合いがとても面白いです。話の展開もとても巧みで、小気味よく場面が移り変わっていくため、スラスラと楽しく読み進めることが出来ます。
次第に惹かれあっていく二人の姿がとても素敵で愛おしいです。繊細に描かれる二人の心理描写に話に引き込まれていきます。また、僕が桜良に感化されて、少しずつ成長していく姿がとても微笑ましいです。
余命を宣告された二人のラブストーリーという一見ありがちな舞台設定かとおもいきや、予想を裏切られるストーリー展開に驚かされます。後半はドキドキしながら、涙が止まらなかったです。悲しくもありながら、とても心温まる良質な一冊です。ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者:住野よる
定価:667円+税
ページ数:328ページ
発売年:2017年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年3月19日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 目立った傷や汚れなし
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配送の方法 クリックポスト
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