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三毛猫ホームズの推理

本を読んだ感想

赤川次郎による長編推理小説。超人気シリーズである三毛猫ホームズシリーズの第一作です。初出が1978年とかなり古い作品ですが、色褪せることない名作です。
本シリーズは、血を見ると貧血を起こし、女性恐怖症の刑事・片山と三毛猫のホームズという猫とが一緒に事件を解決していくというお話です。猫が人間の言葉をしゃべるわけではないですが、意味深な仕草で片山に事件を解決するための色々なヒントを与えてくれます。
本シリーズは軽い作風が特徴ですが、本作にあっては、やや重めの印象を受けました。事件自体も陰惨ですし、かなりミステリー要素が強い作品です。トリックが本格的で、伏線も緻密に仕込まれているため、本格的なミステリー小説としてとても楽しめます。
それでも、そこまでの重さを感じないのは、主人公の温和な性格とホームズのかわいさによるところが大きいと思います。賢いホームズが片山にヒントを与える仕草がとてもかわいく描かれており、ほっこりした気持ちになります。
また、文章が非常に読みやすく、ユーモアがあちこちに散りばめられているため、楽しい気持ちでテンポよく読み進めることが出来ます。おススメの作品です。ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者：赤川次郎
定価：552円＋税
ページ数：358ページ

本の情報

出品者 takahashi

出品日 2023年1月29日

カテゴリー文芸 / 小説

本の状態やや傷や汚れあり

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配送の方法クリックポスト

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価格￥300