オレたち花のバブル組

本を読んだ感想

池井戸潤によるベストセラー小説。『俺たちバブル入行組』に続く半沢直樹シリーズの第2作目です。
本作は、主人公・半沢直樹が東京中央銀行東京本店営業第二部次長へ昇進してからの物語。 今回は、120億もの大損失を出した一族経営の巨大ホテルの建て直しと、金融庁との闘いを描いております。
ドラマでも異彩を放っていたオネエキャラの黒崎検査官や大和田常務はこの巻から登場します。
話の内容としては前作に比べ、今作はかなり複雑性が増している印象です。展開が二転三転し、予想が何度も覆される様は圧巻でした。読みやすい文章でテンポが良いので、ハラハラしながら一気に読み進めました。
また半沢だけでなく今作は半沢の同期で友人の近藤という男が準主役として活躍する展開があり、前作以上に面白いストーリーだと思いました。
前作同様、勧善懲悪的なストーリーで読んでいて爽快であることに加え、友情で強く結ばれた同期や信頼できる部下、愛すべき妻といった半沢を支える様々な人物も丁寧に描かれており、かなり感動的な話で読み応えがあります。信念をもって仕事をすることがどれほどかっこいいかと感じさせてくれる素晴らしい作品です。ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者:池井戸 潤
定価:657円+税
ページ数:368ページ
発売年:2010年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年1月29日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 目立った傷や汚れなし
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配送の方法 クリックポスト
配送元の地域 東京都
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価格 ¥300