最強の経営者 アサヒビールを再生させた男

本を読んだ感想

業績の低迷により、「夕日ビール」と揶揄され蔑まれていた「アサヒビール」。
そんなアサヒビールに、住友銀行の頭取の席を最後まで競っていた副頭取・樋口廣太郎氏が社長として転身し、大体な改革を次々と実践。後にビール業界最大手になるきっかけを作った、1980年代後半から90年代初めのアサヒビールの逆転劇を描いたビジネス小説です。
とにかく樋口廣太郎氏の姿がかっこいいです。先例にとらわれない視野の広さを持ち、トップダウン型の強いリーダーシップで周囲を動かし、会社を引っ張っていく姿が生き生きと描かれていて、爽快感を感じる作品です。
様々なエピソードを通じて描かれる樋口氏の姿から、会社を良くしたいという樋口氏の熱い思いが文面全体から伝わってきます。樋口氏に感情移入して読み進めました。
読了後の感想としては、作品全体の構成がとてもよく出来てるなという印象を受けました。ストレスを感じるような箇所もなく、テンポよく読み進めることが出来るので、ワクワクした気持ちで楽しく読むことが出来ます。アサヒビールのサクセスストーリーとしてとても面白いです。閉塞感を感じているようなビジネスマンには、特におススメです。樋口氏の姿を見て、仕事への取り組み方が変わる気がします!

本の説明

著者:高杉 良
定価:760円+税
ページ数:400ページ
発売年:2018年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年1月29日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 やや傷や汚れあり
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