真夏の方程式

本を読んだ感想

東野圭吾のベストセラー推理小説です。ガリレオシシリーズの6作目に当たる長編作品です。2013年には『ガリレオ』シリーズの劇場版第2作として映画化されています。映画も原作同様面白いのでおすすめです。
物語の舞台は美しい海が広がる町・玻璃ヶ浦にひっそりと佇む寂れた旅館・緑岩荘。ある日、旅館近くの岩場で宿泊客の変死体が発見され、捜査の過程で、その身元が元警視庁の刑事・塚原であることが判明する。捜査が難航する中、たまたま玻璃ヶ浦を訪れていた湯川が事件の真相に迫っていく。というお話。
物語は、塚原の殺人事件と塚原が関与していた過去のとある事件の二つの真相を辿る形で進行していきます。二つの時間軸が小気味よく切り替わりながら物語が進んでいくため、長編の作品ではありますが、長さを感じることなく、最初から最後まで話にのめり込んで読み切りました。
伏線も自然に張られているので、回収された時の驚きが大きいです。伏線が回収されながら、事件の全貌が明らかになっていく展開は読んでいてワクワクします。面白いです。
今回は湯川がこれまで苦手としていた子どもとの交流が描かれているのも大きな特徴です。湯川と恭平少年とやり取りは、とても心温まります。とても読みごたえがある作品ですので、ぜひ読んでみて下さい。

本の説明

著者:東野圭吾
定価:686円+税
ページ数:463ページ
発売年:2013年

本の情報

出品者 takahashi
出品日 2023年2月8日
カテゴリー 文芸 / 小説
本の状態 目立った傷や汚れなし
配送料の負担 送料込み(出品者負担)
配送の方法 クリックポスト
配送元の地域 東京都
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価格 ¥300