警視庁情報官 ハニートラップ
本を読んだ感想
濱 嘉之の警察小説。警視庁情報官シリーズの第2弾です。
警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団『警視庁情報室』を舞台に、そこのエース情報官である黒田の活躍を描いた作品です。
前作で解散となった警視庁情報室ですが、国家機密の情報漏洩という新たな外交危機に瀕し再設立となり、黒田が室長として新たな情報戦に立ち向かうという展開です。シリーズものではありますが、随時丁寧な説明が入りますので、無理に前作を読まなくても、十分楽しめる作品だと思います。
今回はサブタイトルの通り、巧みに仕掛けられたハニートラップに要人が面白いように引っ掛かり、情報が漏洩していきます。著者が元公安なだけあって、ハニートラップがどのように仕掛けられ、どうやって引っかかるのかが詳細が生々しく描かれており、リアリティが凄いです。フィクションとは思えないストーリーにどんどん引き込まれていきます。
そして、相変わらず主人公・黒田が格好いいです。様々な人脈を使い、情報を集め、持ち前の洞察力で事件を解決していく様が小気味よく、読んでいて爽快です。ストーリー自体も先が読めないハラハラ感あり、どんでん返しありで最後まで楽しめて読みごたえがあります。
本の説明
著者:濱 嘉之
定価:676円+税
ページ数:440ページ
発売年:2011年
本の情報
出品者 | takahashi |
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出品日 | 2023年2月8日 |
カテゴリー | 文芸 / 小説 |
本の状態 | 目立った傷や汚れなし |
配送料の負担 | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法 | クリックポスト |
配送元の地域 | 東京都 |
配送までの日数 | 2~3日で発送 |
価格 | ¥300 |