マスカレード・ホテル
本を読んだ感想
東野圭吾の長編ミステリ小説。「マスカレード」シリーズの第1作目にあたる作品です。木村拓哉さん主演で映画化されたことでも話題になったかと思います。
都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明だが、残された暗号から、次の犯行場所が高級ホテル・コルテシア東京ということが判明する。そこで若手刑事・新田浩介がホテルマンに扮して潜入捜査を開始する。ーというお話。
新田と彼の教育係であるやり手の女性フロントクラークである山岸を中心にストーリーは展開していく。当初、二人は職業が違うため衝突を繰り返すが、接客業のプロであるホテルマンと、犯罪捜査のプロである刑事とが次第にお互いの仕事への姿勢、プロ意識を理解していき、協力していく心理描写が丁寧に描かれていて、面白い。
また、ホテルを訪れる客は、それぞれの事情や過去が、丁寧に描かれているため、個性が際立ち大変魅力的である。そのため、本筋のミステリ要素のみならず、客の人間ドラマも大変面白い。
その客を巻き込んで、小さな事件がいくつも起こるのだが、ひとつひとつのエピソードが次の展開に繋がっていき、連続殺人事件を解決する手がかりや伏線になっていくので、読んでいて爽快であり、話に引き込まれる。
本の説明
著者:東野圭吾
定価:760円+税
ページ数:520P
発売日:2014/7/18
補足:中古で購入したものですが、大きな汚れなどはありません。
本の情報
出品者 |
![]() |
---|---|
出品日 | 2023年1月9日 |
カテゴリー | 文芸 / 小説 |
本の状態 | 目立った傷や汚れなし |
配送料の負担 | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法 | クリックポスト |
配送元の地域 | 東京都 |
配送までの日数 | 2~3日で発送 |
価格 | ¥300 |